理想の未来の乗り物

未来の乗り物をイメージするなら、わたしのこんな意見も聞いて欲しい。

自分の身体能力を超えている、と乗り手に感じさせてはいけない。

未来の乗り物は、人間の手足が届く範囲のものであって欲しい


例えば、未来の乗り物は「きんとん雲」だと言う。

乗り手の意思通り、自由自在に空を飛び回り、小型で、小回りが利いて、

しかも排気ガスなどが出ない、理想の未来の乗り物。


でもどうかなぁ。高い空に上がってしまったら、人の心に溢れてくるのは高所への恐怖心

怖い、怖いよ、空から落ちたらどうやっても助からないもん。

いくら安全だと宣言しても、いくら乗り慣れたとしても、高所恐怖症だけは克服できないだろう。


だって人間だから。鳥じゃなく、雲じゃなく、飛行機でもないから、人が人である限り、

高すぎるところには恐怖が存在するから、未来の乗り物には、この点も難しさがある

 

 

 

 

例えば、未来の乗り物は「小型電気自動車」だと言う。

これは抵抗感が少なく抑えられているよね。

空や水中は走れないけど、地上ならどこでも行けるし、そこそこ小型で小回りが利くし、

電気自動車はゼロエミッション、無公害車なのだから。


あとはスピードと耐久性の問題だよね。

100kmで走行中、他の車と衝突した時、どうやって命を守る?

ブレーキが壊れてしまったら、わたしたちは肉体の能力では未来の乗り物を制御することができない。


そう考えると、未来の乗り物を爆発的に生活に溶け込ませるためには、

そうした人間ならではの恐怖心を取り除いてあげる必要があると思うんだ。


理想を言えば、ジョギング、あの感覚。

自分の身体を動かして、他所へと移動していく。

スピードが出ても、ちっとも不安じゃないよね。

自分の意思で、能力で、いつでも止まることができるし、曲がったり、

加速・減速したり、走るのを止めたりすることができる。

あの安定感が、未来の乗り物には欲しいと思う。


矛盾はゴメンナサイ。

これって、ただの問題提起メモだから、雲を掴むようなお話になってしまいました

未来の乗り物、その今後の動向に、わたしは、わたしたちは、目が離せないよ。

 

未来の乗り物〜自動車

未来の乗り物の行きつく先は、やはり自動車なのだと、私は身をもって実感した。

何億人という人間たちが、1人1人行き先を決められる自動車なんて、贅沢すぎるよ。

100人単位で移動できるバスを豊かにすることが未来の乗り物じゃない?

1,000人単位で移動できる飛行機を身近にすることが、未来の乗り物なの?

最初はそう思っていた私だったが、どうも違うと感じたのは、ある出逢いが切っ掛け。

 

「ほぅ、未来の乗り物。素晴らしい響きの言葉じゃないか」

ケンはそう言って、目を細めて、優しい微笑み方をした。

「そうよ、ケン。私は未来の乗り物を探しているの、あなたにとって未来の乗り物とは?」

いつものように無差別攻撃、出逢った誰ともなく未来の乗り物質問をするのは私の特技。

 

 

 


「そうだなぁ、では聞くけど、未来の乗り物の目的って何だい?」

思慮深さで定評のあるケン、私にこんな返し方をしてきた。

「目的ですかぁ?!んーんと、自分が行きたいところに行けることでしょ」

「ほぉ、行きたいところに行けるのが未来の乗り物かい。だったら自動車しかないじゃないか」


「どうして自動車って決めちゃうの?」

「だって、電車や飛行機は最寄り地まで運んでくれるけど、

最終目的地まではまた別の移動をしなくちゃいけないよ。

その点、タクシーならDoor to Doorで最終目的地まで移動できる。

仕事の最終的な目的を突き詰めれば、何も議論の余地なく、未来の乗り物って自動車のことじゃないか


ケンからの指摘は、私の迷いを打ち消すのに十分な効果があったの。

そうよ、未来の乗り物の価値って、個人が最終的に行きたい場所まで、簡便に運んでくれること。

だから自動車以外の何かが叶えてくれることは難しいよね。

明確な答えが見えたから、私の未来の乗り物っていよいよ実体を現してくれたみたい。

わくわくして、この未来の乗り物の行先を求める次の旅の始まりよ

 

未来の乗り物

車は何人の人を乗せて走る?
統計を取ると平均で1.2人、つまりほとんどのドライブは運転者一人のため
それはね、家族みんなで乗るときは広いほうがいい。
小さな車では物足りないときもある。

未来の乗り物では、PM=パーソナルモビリテイが主流になるだろう。
いつもは一人乗りの車があればいい。

家族用の車は家で眠っているか、カーシェアリングがもっと普及して、
複数人乗りの大型車はマンションで数台あればよくて、
それはカーシェアリングで住民たちが予約制の共有化をする。

 

 

 


未来の乗り物は自転車化してゆく。一人一台、手軽な乗り物。
TOYOTAのi-unitにその原型を見ることができるんだ。
一人乗りの縦のスタイルでは、市街地でも不自然なく走行できるし、
車道では後ろに倒れて小さな自動車のように高速走行できる。

 

「行ってきます」と言って彼女は未来の乗り物に乗り家のガレージから出てゆく。
駅代わりになったのは、地下道路の出入り口。
ここまで縦走行で市街地を走り、目的地をインプットしながら
地下道路に入ってゆくと、あとは自動走行だから未来の乗り物は横の高速走行ポジションになって、
前後左右の乗り物たちと等間隔をあけて走ってゆく。

 

 

 


IT・ITSシステムによって管理されたこの未来の乗り物は、
時間に正確で行き先に間違いはなく、決して事故も起こさない。
彼女が明るい車内で音楽とインターネット画像を楽しんでいる間に、
目的近くの出入り口まで着いて、今日はショッピングだから
デパートの地下にある巨大駐車場に未来の乗り物は自動停止し、そして彼女は地上に上がるだろう。
買い物の成果は、店から未来の乗り物まで直送されるに違いない。
重い荷物を持ちながらショッピングしなくてもいいように。

もうこんなことが現実のものとして視野に入ってきているよ。
未来の乗り物は、無駄を省き、コンパクトでインディビジュアルに、
大衆に自分を合わせるのではなくて、より自分に合う乗り物さ。
あぁ、これが未来の乗り物、待ちきれないネ!

 

 




1