自動車の未来

「未来の自動車」が授業のテーマになって、インターネットでグルグルと未来の自動車のことを探している。

ちょっと難しい課題じゃない?

大体さ、クルマのことなんてあまり知らないのに、未来の自動車なんてどう書けばいいのか


とりあえずハイブリッドカーが未来の自動車って書いておけば無難?

いいや、ゼロエミッションの電気自動車こそが未来の自動車の到達形だって書いちゃえば合格?

 

よーく考えてみよう。

別に先生たちは君たちに自動車の技術的な問題解決を問いかけているわけではないよね

むしろ、学生にしかできないようなアイディア、議論の飛躍を求めているんじゃないかな?

 

 

 


そうだ、未来の自動車の宿題の回答は思い切って君にしか想像できない未来の自動車をぶつけてやろう!

ある男の子は「未来の自動車は柔らかい素材なので事故っても人を傷つけないし、自分も傷つかない」

って書いたよ。

ある女の子は「未来の自動車は毎日の気分でカラーもデザインも自由に変えられるの」って書いた。

 

それは面白いアイディアだよね、

自動車会社のプロ・エンジニア/クリエイターたちからは決して出てこないもの。


ネットを彷徨って未来の自動車は見つかるかなぁ。

ひょっとして、探している未来の自動車は君の頭の中のガレージに停まっているのかもしれないね


で、君はどうする?

まさか、「未来の自動車はブレーキとアクセルの踏み間違えがない構造」みたいな、

中途半端に自動車の性能をいじったレポートは書かないよね?

 

究極の未来の自動車

工学的観点を離れて、未来の自動車を考えてみよう。

究極の未来の自動車って、一体ナニ?

自然界で見かけるものに未来の自動車を当てはめてみると、いくつか候補が見つかるね。

泳ぐ魚、飛ぶ鳥、漂う雲、流れる水、燃え移る炎、入り込む風。

どれからも学ぶ点はあるのだろうが、私が最も気にしているのは赤ちゃんを抱っこする親の腕


赤ちゃんの楽な移動を実現させて、安心安全を担保するという意味では抱っこに注目したい。

まれには抱っこから赤ちゃんを落下させて事故を起こしてしまうこともあるだろうが、

他と比べれば万能に近い未来の自動車が、抱っこにあるのではないだろうか。

決定的な違いの根源はどこにあるかな、「親の愛」だ。

 

 

 

 

これまた具体的な解決案を出すのが難しいキーワードを拾ってしまったものだ。

親の愛が完璧に近い未来の自動車を創りだしている。

電子機器と金属材料でつくられる未来の自動車に、どうやって愛を注入すればいいのか。

神のみぞ知る難問、それが分かっていれば未来の自動車なんて既に完成させているよね。


未来の自動車が、運転手や乗っている人、他の自動車、それから道路周りの人たちを愛するようにすればいい。

愛する=始終気にかけて目が行き届く、ということだと仮に断定してみよう。

それを未来の自動車に置き換えてみると、未来の自動車に周囲360度を随時見渡すレーダーを搭載か。

人工知能でヒト・モノを判別、危険を予測し、危険を避ける行動を即時に取ってくれるものがあれば。


未来の自動車に愛を、人工知能による自動運転がその答えに一番近いと思う。

人工知能と聞くと冷たさすら感じるが、実質は「未来の自動車が人を愛すること」なのだ。

機械に愛されるというのは躊躇があるが、未来の自動車とはそういうこと、きっとそういうこと。

未来の自動車のことをアレコレ考える日々、今日のコーヒーブレイクの最中に考えたのは「抱っこ」のこと。

 

赤ちゃん 未来の自動車

あれこれと、未来の自動車のイメージに想像力を働かせる時間は、なんとも楽しいもの。

それも、自動車関連ばかりで連想する未来の自動車だけではなく、

まるで畑違いの、例えば思い切って「赤ちゃんにとっての未来の自動車」を考えてみると、

そこにはいかにも斬新な未来のドライブがあることに気がついた。


おやおや、赤ちゃんにとっての未来の自動車って何かって?

赤ちゃんを背中に乗せたパパがハイハイしている姿、それが赤ちゃんにとっての未来の自動車。

もうちょっと大きくなって、パパに肩車される時が未来の自動車なんだよ。

 

 

 

 

未来の自動車の原点は、自分を乗せた物体が、自動で動くところだからね。

赤ちゃんはきっとびっくりしているよ、自分を乗せたパパがハイハイで動く時。

しかもその未来の自動車は、背中の存在が大好きだから、決して背中の主を傷つけない。

温かくて優しくて、安全配慮抜群で、それでいて楽しませてくれる。


おぉ、これだ! これこそ、未来の自動車というか、自動車が必要なものを満たしているじゃないか!

人がずっといにしえから続けてきた子供のあやし方に、未来の自動車があったなんて。

ちゃんと動くこと、そこに愛があること。

それが未来の自動車の本質だと、気づかせてくれたのは、赤ちゃんとパパの未来の自動車なんだよ。


こんな未来の自動車空想に費やす時間は、有意義なもの。

最新技術に目をとられる未来の自動車談義も悪くないけど、基礎設計をしっかり積むことで、

更に僕たちの未来の自動車は、より安全に、より快適に走れるって、そんな気がしているんだ。