プリウス ワンボックス 車中泊

ワンボックスのプリウスが発売されると、国内旅行のスタイルにひとつ変化が生まれる

車中泊の人気が一気に加速!

週末の1泊旅行だけなら、もうホテルに泊まらずワンボックスプリウスの車中で夜を過ごすんだ。


何も我慢も苦痛もないよ、ワンボックスプリウスなら。

2列目・3列目のシートをばったり倒せば、180度フラットのベッドができるし。

広い車内空間だから手狭感もないし、荷物だってバゲージスペースにたくさん収納できるし。

 

 

 

 

不謹慎ながら、これで国内旅行のデフレが完成、って感じだよね。

まず、200万円台後半っていうプリウスワンボックスの価格自体がデフレ。

1泊1〜2万円のホテル宿泊代すら払わず、プリウスワンボックスで車中泊。

そのセーブしたお金を、お土産や観光目的で使いまくればいいけど、きっとそうでもないだろうし。


車中泊がブームになれば、清潔なシャワーとトイレのみを備えた、車中泊ホテルができる。

1泊500円ぐらいの場所代を払えば、気がねなくその場所で車中泊OK。

車中泊で困るシャワーとトイレだけ、その車中泊ホテルで利用させてもらえばいい。

お弁当の販売サービスもあるし。


まぁデフレだけど、みんなの週末の楽しみ方が増える、ということだから幸せなこと。

プリウスにワンボックスのラインナップが加わると、こんな時代の流行が生まれるんだよ。

 

プリウスワンボックス

プリウスワンボックスが駐車場にずらっと並ぶ様がまるで団地のようだと、以前はよく皮肉られた。


それは皮肉っていうより、本当は幸せなこと、嬉しいことなんだろうが、

あからさまに他人と同じことをすることに目を背けようとする日本人らしい心が、

そんな曲がった雑誌記事になっていたのだ。

201X年、満を持して発売されたプリウスワンボックスは、

これぞ現代最高の未来の車であることを、その内外すべてから放つほどに、魅力的なクルマになっていた。

 

燃費の良さは言うまでもない。

デザインだって、言う人はつまらないとは言うが、

いいえ、エスティマやアルファードで培ってきたワンボックスカーの美しさの極みが、

プリウスワンボックスには投影させられたのだから。

価格だって、プリウスを世界戦略のメインカーとして考える経営者の肝入りで、

抑えに抑えた価格になっていた。

抜群の社内居住性、まるで走るマイルームのようだと言われたぐらい。

 

 

 


既に使いまわされたフレーズではあるが、

プリウスワンボックスやプリウスミニバンには車会社の技術や経験の粋が

ふんだんにつぎ込まれており、他車では到底追い付けないほどに、

ぶっちぎりレベルの未来の車となっていた。


だから誰もが疑問に思う。

「新車を買うなら、プリウスワンボックスにしない理由はあるのか?」


これは難問だったようで、現にプリウスワンボックス発売開始の201X年から数年で、

あっという間に日本全国の道路に、プリウスワンボックスが急増加した。

 

冒頭の団地のくだりは、あまりの人気になったプリウスワンボックスが駐車場にずらっと並ぶ様を見て、

プリウスワンボックスの車体の大きさもあるのだろうが、

ちょっとした団地が立ったようだ、と低俗なカー雑誌が皮肉ったのが切っ掛け。


いいえ、プリウスワンボックスが並ぶ様っていうのは、

例えば愛情の塊である子供が二人三人と並ぶ様と一緒に、

幸せの塊、あるいは日本のエコカー技術が結実した証。


大は小を兼ねる。

プリウスワンボックスは、他の車を全て兼ねる。


それほどに満たされた未来の車がプリウスワンボックスなのだと、

この時の社会現象は僕たちに教えてくれたような気がする。

 

 




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